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2006.08.08
テスト工程品質管理図の解釈と対応
図に示すテスト工程品質管理図の解釈と今後の対応に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 作り込み品質が悪いと判断して,誤り多発箇所の重点対策が必要である。前工程の品質状況を見直し,必要であれば前工程をやり直す。
イ テスト項目消化の進捗が遅れ気味であり,今のうちにテスト環境の不備や開発要員の不足について,対策を検討しておくべきである。品質については,予想以上に誤りを摘出しており,問題はない。
ウ テスト項目の消化度合いが速く,予想以上に誤りの摘出が進んでいる。テストの前半でもあるので,このままテストを継続して様子を見るのがよい。
エ テスト項目の消化度合いに比べて誤りの摘出が進んでおり,テストが効率的に進行中である。現時点で注意することはないが,未解決な誤りを長期間抱え込まないように誤りの対処状況の進捗管理が必要である。
与えられたテスト工程品質管理図から分かることは,テスト項目の消化件数が予定より少ないこと,また摘出した誤り件数が予想よりも多いことである。
テスト項目の消化件数に対して,誤り摘出件数の伸びが大きいことから,品質に問題があり,本来のテストに至る前の段階で初歩的なエラーが多く存在している可能性が高い。したがって,不良多発箇所などを調査し対策を講じるとともに,必要に応じて前工程の見直しを行うべきである。したがって,(ア)が適切な記述である。
イ: テスト項目消化実績が予定を下回っていることから,テスト環境の不備や開発要員不足などが懸念されるが,誤りの摘出は予想よりもかなり多いので,初歩的なエラーが多く存在している可能性が高い。品質に問題がないとするのは誤りである。
ウ: テスト項目消化実績が予定を下回っており,テスト項目の消化度合いが速いとするのは誤りである。
エ: 誤り摘出が予定より進んでいるという現象については,テスト項目の品質が高く,少ないテスト項目数で予定以上の誤りが摘出できている(テストが効率的に進行中)という見方と,ソフトウェアの品質が予想以上に悪く,想定もしていないような初歩的な誤りが多発しているいという見方ができる。たとえ前者の場合であっても,本当かどうかを検証すべきであり,楽観的に考える(現時点で注意することはない)のは禁物である。また,検証の結果,効率的に進行中であった場合には「未解決な誤りを長期間抱え込まないように誤りの対処状況の進捗管理が必要」というのは適切な内容である。
解答 ア
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