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2006.08.10
オンラインシステムの障害対策
オンラインシステムの障害対策に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア ジャーナルファイルやマスタファイルのバックアップファイルは,すぐに復旧処理ができるようにオリジナルファイルと同一の場所に保管する。
イ トランザクションの処理が正常に終了できなかったときは,トランザクション開始直前の状態に戻すために,ロールフォワード処理を実行する。
ウ マスタファイルと一定時間ごとに作成したマスタファイル更新用のトランザクションファイルを用いて,システム障害発生直前の最新データに復元する。
エ マスタファイルは,オンライン処理の終了時にバックアップファイルを取るだけでなく,システムの特性に応じた時期にバックアップファイルを取る。
障害対策には,コンピュータシステムとしてのハードウェア面と,データ処理システムとしてのソフトウェア面がある。ハードウェア面に関しては,主に装置の多重化によって実現できる。ソフトウェア面では,内部データの破壊に対する修復方法の存在が不可欠である。そのために,ある時点でのデータファイル全体の物理的なコピーであるバックアップファイルと,データ1件ごとの更新履歴を記録したログファイル(またはジャーナルファイルという)を取得しておき,障害発生時に備える。
(エ)の記述は適切である。オンラインシステムでは,障害が発生してから復旧するまでの時間は短いほうがよい。マスタファイルの更新が頻繁に発生するようなシステムの場合,オンライン処理の途中でもバックアップを取得しておけば,障害発生時,その時点からの復旧で済むため,より早くオンライン処理を再開できる。
ア: 同一の場所(装置)に保管すると,その場所が災害に遭ったり,その装置に障害が発生したりした場合,オリジナルとバックアップが両方ともなくなってしまう。別の装置上に配置するべきである。
イ: トランザクションの開始直前に戻すのは,ロールバックである。
ウ: 「一定時間ごと」とあるので,最後に取得した時点から障害発生時点までの情報がないため,最新データには復元できない。
解答 エ
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